障害者スポーツの総合大会「アジアパラ大会」開幕

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アジアパラ大会
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障害者スポーツの総合大会「ジャカルタアジアパラ大会」の開会式が行われ、8日間にわたる大会が開幕しました。

アジアパラ大会の開会式はジャカルタ中心部にある「GBKメインスタジアム」で行われました。

アジアパラ大会がインドネシアで開かれるのは初めてで、今回はこれまでで最も多い43の国と地域からおよそ3000人の選手が参加して18の競技が行われます。

日本は11番目に入場し、旗手をつとめる陸上女子の20歳、前川楓選手を先頭に、競泳や、車いすバスケットボールの選手などが行進しました。

また韓国と北朝鮮はアジアパラ大会では初めて統一旗を掲げて合同で入場行進しました。

このあと会場ではインドネシアのロンボク島やスラウェシ島で起きた地震と津波の犠牲者をしのんで、黙とうがささげられました。

そしてインドネシアのジョコ大統領が開会を宣言し、8日間にわたる大会が幕をあけました。

アジアパラ大会は、2年後に東京パラリンピックを控える日本にとって、アジアの強豪を相手に力を試すことができる貴重な機会で、日本は前回大会を上回るメダルの獲得を目指します。

アジアパラ大会は13日まで行われます。

日本選手団主将の鈴木「2年後につながる結果を」
日本選手団の主将を務める競泳の鈴木孝幸選手は、開会式のあと「いい緊張感を持って開会式に臨むことができたと思う。今回の大会は2年後の東京パラリンピック前、最後の総合大会になるので、2年後につながるような結果を残していきたい」と話しました。

旗手の前川「一生懸命振った」
開会式で旗手を務めた陸上の前川楓選手は「旗が意外と重くてびっくりしたけど、一生懸命振った。観客も結構多く、このような経験ができてうれしい」と笑顔で振り返りました。

そのうえで「今回の大会でいい結果を出すのはもちろんだけど、やはり2年後の東京パラリンピックにつながるような結果を残したい」と意気込みを示しました。

地元からも大会の成功 期待する声
ジャカルタアジアパラ大会の開幕にあたり、地元インドネシアの人たちからは、選手の活躍や大会の成功を期待する声が聞かれました。

家族4人で開会式を見に来た男性は「アジアレベルの大きなスポーツイベントで家族で楽しみにしていた。バドミントンやアーチェリーなどで、インドネシアにメダルをたくさん取ってほしいです」と話していました。

大学講師の車いすの男性は「障害者にとっては特別なイベントなので開会式を見に来ました。この大会は障害者が皆さんと同じでいろんなことができることを示す大切な機会なので、インドネシアの人の意識を高めるきっかけになってほしい」と話していました。

ソース元/gooニュースより

Posted by disability-support-info