7-介護過程

介護過程

問題7-1(28回問題62/介護過程)
介護福祉職の情報収集に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 情報は、多角的・継続的に収集する。
2 収集した情報は、取捨選択せずに記録する。
3 主観的情報は、計測器を用いて収集する。
4 利用者が発した言葉は、介護福祉職の主観を加えて記録する。
5 プライバシーに関する情報は、集団面接で収集する。

問題7-1解答を表示する

〇1 最も適切である。利用者に関する情報が1つだけでは、利用者の状況を十分に把握することはできない。利用者の生活課題を把握するために多角的・継続的に情報を収集し、各情報を関連づけて統合的に解釈することにより、その奥に利用者の課題が見えてくる。

-2 どのような情報を収集するのかをしっかりと認識しなければ、偏ったものになってしまう。そのため、意図的に情報を収集し、取捨選択して記録することが必要である。

-3 体温や血圧などの客観的情報は計測器を用いて収集するが、主観的情報とは利用者自身が言葉で表出している願いや希望、心身面の苦痛などで、計測器を用いて収集することは困難である。

-4 利用者が発した言葉は、利用者の主観的情報なので、介護福祉職の主観を加えずに記録しなければならない。また情報収集を行う際は、介護福祉職は主観や先入観、偏見などをもたないようにすることが必要である。

-5 情報を収集する際には、利用者のプライバシーへの配慮が必要である。プライバシーに関する情報は、個別面接で収集する。

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