9-認知症の理解

認知症の理解

問題9-1(27回問題80/認知症の理解)
早期発見で改善が可能な認知症(dementia)として、最も適切なものを1つ選びなさい。

1 正常圧水頭症(normal pressure hydrocephalus)
2 クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt‐Jakob disease)
3 前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)
4 血管性認知症(vascular dementia)
5 レビー小体型認知症(dementia with Lewy bodies)

問題9-1解答を表示する

〇1 最も適切である。認知症、歩行障害、尿失禁を3主徴とし、脳室の拡大と脳溝の縮小が見られる。シャント手術で脳室から髄液を排出することにより認知症が改善する。

-2 感染性のたんぱく質「プリオン」による。不随意運動、ミオクローヌスと共に急速に認知症が出現する。進行性である。

-3 脳内神経細胞に異常たんぱく質が蓄積し、前頭・側頭葉に限局性の萎縮が認められる。性格変化や行動異常が認められ、進行する認知症である。

-4 脳梗塞や脳出血などの脳血管障害に起因する認知症であり、顕著な改善は難しい。

-5 脳幹、大脳皮質にレビー小体とレビー神経突起が広範に出現し、神経細胞の脱落が起こり認知症が進行する。

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