<障害者雇用>国に「手帳確認した」 静岡県が虚偽報告

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障害者雇用の水増し問題で、静岡県は今年度の雇用状況を国に報告する際、身体障害者手帳を確認していないにもかかわらず「確認した」と虚偽の報告をしていた。県への取材で判明した。当初の雇用率は2.61%だったが、手帳を確認していない36人を除くと1.9%と法定雇用率(2.5%)を下回る。県は「事務のミスだが、雇用率低下を避けるためと思われても仕方がない」と釈明した。

厚生労働省のガイドラインは、身体障害者の雇用算定について手帳での確認を原則としている。だが、県は一部の職員について手帳の確認をせず、健康状態の申告を基に障害者に当たるか判断する独自の運用をしていた。

今年度は6月上旬に厚労省から「手帳の交付を受けている者」を計上するよう求める通知があったが、県は見落としていた。6月中旬には、手帳を確認したか報告を求める別の文書が届いたが、県は「手帳を確認した」と報告していた。県は「しっかり確認せずに提出してしまった」としている。

一方、静岡県警は24日、今年度の障害者雇用率を実際よりも高く国に報告していたと発表した。県警の障害者雇用率は警察官を除く警察職員だけで算定するが、障害を持つ警察官9人も算入して報告していた。

ソース元/gooニュースより

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